ポータブル電源

Jackery 1000 New V3の特徴と買う前の確認点

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この記事の目次

2026年7月24日に発売されたJackeryの1,024Whクラス「1000 New V3」が、自分の用途に合うかを知りたい人向けの記事です。実機を使った記事ではなく、メーカー公式の情報をもとに整理しました。

この記事の結論

  • 容量1,024Wh、定格出力1,500W(瞬間最大3,000W)、重さ約10.6kg、電池はリン酸鉄リチウムです
  • 向く:停電時のテレビ・照明・スマホの充電、キャンプや車中泊の電気毛布など(消費電力が定格出力の範囲内なら)
  • 向かない:気軽な持ち運び、止まると困る機器の電源、飛行機への持ち込み
  • 確認点:寿命の条件(70%)、UPSの注記、保証(+2年の自動延長は公式サイトで購入した場合の表記)、充電の条件

1000 New V3の主なスペックと、数字から分かること

Jackery

Jackery ポータブル電源 1000 New V3

公式スペック

容量
1,024Wh
定格出力
1,500W
瞬間最大出力
3,000W
重さ
10.6kg
サイズ
314×201×234mm
電池の種類
リン酸鉄リチウム
サイクル寿命
6,000回
ACコンセント
3口
USB-C
2口
USB-C最大出力
100W
USB-A
1口
シガーソケット出力
1口
UPS機能
あり(切替10ms)
AC充電時間
73分
ソーラー入力
400W
保証期間
3年

メーカー公式の情報(2026年10月20日 確認)

使える時間の目安(h)= 容量(Wh)× 0.8 ÷ 消費電力(W)

0.8は変換ロスを見込んだ目安の係数です。式の考え方は容量の計算方法で説明しています。環境省の消費電力の目安(製品ごとに異なります)で計算します。

  • 1,024Wh × 0.8 = 819.2Wh
  • 液晶テレビ(210W):819.2 ÷ 210 ≒ 約3.9時間
  • ドライヤー(1,200W):819.2 ÷ 1,200 ≒ 0.68時間(約41分)
0.8は変換ロスを見込んだ目安の係数。消費電力は環境省の目安値

使う家電の消費電力が、定格出力(安定して出し続けられる電力)の1,500W以内かを確認します。瞬間最大出力3,000Wは短時間だけ出せる値で、連続して使える値ではありません(違いの説明)。

公式情報で分かる1000 New V3の特徴

AC分路独立制御:ACコンセント3口が2つのグループに分かれ、グループごとに本体のボタンかアプリでオン・オフできます。使わない機器への給電を止めて、残量を管理できるとメーカーは説明しています。

グループ名とオン・オフの状態は例で、公式の呼び方ではありません。どの口がどのグループかは、この図では示していません

UPS機能とパススルー:停電時に電池からの給電へ自動で切り替わります。切替時間は10ms(0.01秒以内)と表記されています。充電しながら家電を使うパススルーにも対応しています。

買う前の確認点

  • 寿命の回数は条件つきです。 公式は約6,000回の充放電サイクル、6,000回使用後も工場出荷時の70%の容量を維持するとしています。80%を条件にしているメーカーもあるため、回数だけで比べないでください(リン酸鉄リチウムと三元系の違い)。

UPS機能の注記と、医療機器について

公式の製品ページには、0ms以内に切り替わるUPS機能ではないこと、無停電電源装置を必要とするデータサーバーやワークステーションなどの機器には接続しないことの注記があります。

医療機器の電源にしたい場合は、自己判断せず、主治医と医療機器メーカー(提供会社)に確認してください。詳しくは買った後に困らないためにへ。

  • 保証の延長は、買う場所で条件が違います。 公式サイトで購入すると、購入日から3年の保証に2年が自動で延長され、計5年です。Amazonなど公式サイト以外で買った場合は製品保証登録の案内があり、延長の年数は確認できていません。「5年保証」と決めつけず、購入前に売り場の保証条件と、保証ページの対象・免責を確認してください。
  • 充電は条件を確認します。 公式の充電時間表では、ACコンセントからの充電が約73分です。緊急充電モードは最短約50分ですが、ACとソーラー/DCを同時に接続した場合の数値です。ソーラー入力はDC入力2系統で合計最大400Wで、公式FAQは同じ型番のパネルを同じ枚数でそろえるよう案内しています。停電中はコンセントが使えないため、ソーラーなどほかの手段も確認します(買う前の確認点)。
  • 重さとポート:約10.6kgで、10kgを超える重さです。ポートの口数は上のスペックのとおりです。同時に挿す機器の数と合うか確認します。
  • 飛行機:容量は160Whを大きく超え、政府広報オンラインでは160Whを超えるものは機内持ち込みも預け入れもできないとされています。航空会社にも確認してください(買った後に困らないために)。

向いている人/向いていない人

向いている人

  • 停電時に、テレビや照明、スマホ・パソコンの充電を数時間〜半日続けたい人
  • キャンプや車中泊で、電気毛布や調理家電を使いたい人
  • 使う家電ごとにオン・オフして、残量を管理したい人

向いていない人

  • スマホの充電と明かりだけの人:モバイルバッテリーで足りる場合があります(ポータブル電源の選び方)
  • 10kgを超える重さを、気軽に持ち運びたい人
  • 止まると困る機器の電源にしたい人:データサーバーなどは公式が接続しないよう注記しています。医療機器は、主治医と医療機器メーカーに確認してください
  • 飛行機に持っていきたい人

重さ、ACの口数、寿命の条件の違いはポータブル電源1000Whクラス比較で確認できます。