飲料水の備蓄は1人何リットル?人数×3L×日数で出す量

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「1人1日3L」と聞いても、家族分で何本買えばいいのか分かりにくいものです。公的機関の情報をもとに、必要量をペットボトルの本数まで直します。
この記事の結論
- 目安は1人1日3L。農林水産省は、最低3日分で9Lを示しています。
- 量は「人数 × 3L × 日数」で出せます。2Lのペットボトルの本数は編集部の計算です。
- 3Lは飲み水と調理用の合計です。トイレや食器洗いの水は含まれません。
- 長く置くなら賞味期限5〜10年の保存水。水道水の汲み置きは3日程度の応急用です。
水は1人1日何リットル?人数×3L×日数で出す
農林水産省のページでは、飲料用と調理用だけで1人1日3L必要と言われているとして、最低3日分で9Lを挙げています。2Lのペットボトルなら5本が、1人の最低量です。鹿児島市水道局も、生命維持のための最低水量を1人1日3Lとしています。浜松市は、普段の生活で1日およそ2.5Lの水分が失われるとし、目安を3L×7日分(21L)としています。
つまり3Lはすべてを飲む量ではなく、調理の分を含みます。日数は、農林水産省と鹿児島市が3日、浜松市が7日です。編集部の整理として、3日を最低ライン、余裕があれば1週間分を目指す形にします。
式は次のとおりです。
人数 × 3L × 日数例:1人で3日なら 1 × 3 × 3 = 9L(2Lで5本)、4人で7日なら 4 × 3 × 7 = 84L(2Lで42本)です。本数は端数を切り上げています。
トイレ、湯せん、食器洗いの水は別に要ります。お風呂の残り湯は、トイレの流し水に使えると浜松市や鹿児島市が案内しています。トイレの回数の出し方は簡易トイレの必要量にまとめました。
保存水と水道水の汲み置きの違い
農林水産省によると、保存水は賞味期限が5〜10年のミネラルウォーターで、買い替えの回数が少なく済みます。個別の商品の期限は、ラベルの表示が基準です。期限を過ぎた水について、同省は一律に飲めなくなるものではなく、慌てて処分しないよう案内しています。ただし飲めるかどうかは、保管状態を見て家庭で判断することになります。
水道水は、塩素の消毒効果で3日程度は飲料水にできると農林水産省は説明しています。
| 保存水 | 水道水の汲み置き | |
|---|---|---|
| 保存の目安 | 5〜10年(農林水産省) | 3日程度(農林水産省) |
| 手間 | 買って置く | 容器の用意と入れ替え |
| 位置づけ | 備蓄の中心 | 応急用 |
汲み置きの容器は、清潔なふた付きのものに口元まで入れ、直射日光を避けて涼しい場所に置きます。練馬区は常温で3日程度、冷蔵庫で10日程度、鹿児島市は3日に1回程度の入れ替えを案内しており、出典で日数が違います。
ローリングストックで回す
保存水を普段から飲み、飲んだ分を買い足すのがローリングストックです。食品の回し方は非常食の備蓄量と同じ型で、水もセットで数えておけます。鹿児島市は、2L×3本の汲み置きを回すと、常に4L以上を備蓄できる例を紹介しています。
保管場所は直射日光と高温を避け、条件は商品のラベルに合わせます。
注意
乳児のミルク用の水や、透析・在宅医療で水が必要な人の量と種類は、公的な目安だけでは決められません。確認先は主治医、医療機関、メーカー、自治体です。
向いている人・向いていない人
向いているのは、普段の買い物の範囲で水を回したい人と、置き場所に余裕がある家庭です。
向いていないのは、置き場所が極端に少ない住まいで、箱買いだけに頼る方法です。この場合は、汲み置きと自治体の給水の情報を組み合わせます。停電も重なる場合の電気は防災用のポータブル電源で整理しています。


